ラム肉を美味しく食べるための焼き方とは
最終更新日 2023-09-19 | 公開日 2023-02-21

ラム肉をなかなか上手く焼けないという方は多いのではないでしょうか。お家でもお店のように、外はこんがり、中はうっすらピンク色の断面になるように焼ければ素敵です。せっかくラム肉を調理するのであれば、ラム肉の美味しさを最大限に引き出す焼き方で調理したいところです。
そこで今回は、下ごしらえや焼きあがり具合を含め、ラム肉をお店で食べるような焼き上がりに仕上げるためのポイントをお伝えします。
仕上がりが違う!ラム肉を焼く前にやるべき下ごしらえ
厚みがあるラム肉。お家で焼くとなると、とてもハードルが高いように感じてしまいますよね。しかし、ただ焼くだけではなく、下ごしらえと焼いた後の保温までしっかり行えば、しっとりジューシーなラム肉を楽しめます。まずは、美味しく焼くための下ごしらえの方法から見ていきましょう。
冷蔵庫でじっくり解凍する
冷凍肉の場合、仕上がりに一番影響するのが解凍です。解凍方法には、氷温解凍や流水解凍など様々ありますが、一番簡単な方法は冷蔵庫で解凍することです。
焼く前に冷凍庫から冷蔵庫に移動させるだけですが、解凍を開始するタイミングは押さえておきましょう。たとえば、ラムチョップやラムのTボーンなら24時間前。また、塊肉の場合は2~3日前から冷蔵庫に移動させると良いでしょう。
冷蔵庫から出して中心まで常温に戻す
しっかり解凍ができたら次は、常温に戻すことが重要です。ラム肉に限らず、お肉を上手に焼くコツは、調理する30分ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻しておくことです。なぜなら、内部が冷たいまま焼いてしまうと中心まで火が通らず焼きムラができてしまうからです。そうなってしまうと、せっかくのラム肉の美味しさが引き出せません。
また、「生焼けだったら焼き直せばいい」と思うかもしれませんが、お肉を切るとジューシーな肉汁が逃げ出してしまい、美味しさが半減してしまいます。そのため、一度でしっかり焼き上げられるように、お肉の内部まで常温に戻すことをぜひ覚えておきましょう 。
ラム肉はどのくらい焼けばいい?基本の美味しい食べごろと焼き方
牛ステーキはレアやミディアムレアで食べられるほど、生の状態でも危険度は低いお肉です。牛肉をカットした表面には食中毒菌が付いている可能性がありますので、表面はしっかり焼くべきですが、新鮮であれば内部は生でも心配ありません。
では、ラム肉の場合はレアでも食べられるのでしょうか?ここからは「どれくらい焼けばラム肉は安全なのか」を詳しく見ていきましょう。
寄生虫に注意!
鶏肉や豚肉は、しっかり火を通して食中毒や寄生虫の危険性を取り除く必要があります。つまり、生では非常に危険です。それはラム肉も同様ですが、生で食べられるラム肉も存在します。
しかし、「トキソプラズマ」と呼ばれる寄生虫は、ラム肉にも寄生する可能性が高いため注意が必要です。妊婦さんのように免疫力が低下している場合は命に係わるリスクもありますので、ラム肉も加熱するようにしましょう。
先ほどのトキソプラズマを殺菌する方法としては、お肉の中心温度が55℃で5分以上加熱することで充分とされています。それでも心配な場合は、中心が67℃になるまで加熱することをおすすめします。
お肉の中心温度は、なかなか見た目では判断が難しいので、肉用温度計などを使うことをおすすめします。ミートガイでも高性能な肉用温度計(ミートサーモメーター)をお求めいただくことができますので、ぜひチェックしてみてください。
ラム肉のベストな焼き加減
厚みのあるラム肉を適正な温度で焼き上げると、断面がうっすらピンク色になります。これが「ローズ色」と呼ばれる、ラム肉が一番美味しいとされる焼き加減です!もともとラム肉は赤みの強い肉なので、牛より高い温度で加熱しても内部がローズ色になります。しかし、ピンクよりも赤寄りの色だったり、見るからに中心が赤いままだったりすると生焼けなので、ご注意ください。ラム肉は「外はこんがり、中心はローズ色」を目指しましょう!
外はこんがり

中心はローズ色

ラム肉部位別 美味しい焼き方
ここからは実際に、お肉の部位や厚さ別の焼き方をご紹介します。
この機会にぜひラムチョップ、Tボーンステーキ、ラム肉スライスの最適な焼き方をマスターしてみましょう。なお、基本的なステーキの焼き方として、全てにんにくを入れて焼いていますが、苦手な方や、合わない方は、にんにくを除いて焼いていただいても問題ありません。
ラムチョップ(4~5本)Tボーンステーキ

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- 1. お肉を常温に戻す。焼く直前に両面に塩・黒コショウを振る。
- 2. フライパンにオリーブオイル(大さじ1)とつぶしたニンニク(1片)を入れて弱火で熱する。ニンニクが少し色づいてきたら取り出す。
- 3. フライパンを中火で熱し、油が熱くなったら表面の水分をキッチンペーパーで拭きとったラム肉を焼く。3分程焼き、片面がこんがり焼けたらひっくり返し、また3分程加熱する。この時、フライパンの油をふき取っておくと脂っぽい仕上がりにならない。
- 4. 火を止め、肉の上にアルミ箔をかぶせて7分程放置。余熱でじっくり火を通す。
- 5. 皿に取り出し、お好みのソースをかけて完成。
ソースは下記でも紹介しています。
もうワンランクアップ! ラムチョップのソース作り
ラム塊肉(ローストビーフのラム版のような仕上がり)

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- 1. お肉を常温に戻す。塊肉の場合は調理する1時間前には冷蔵庫から出しておくと良い。焼く直前に両面に塩・黒コショウを振る。
- 2. フライパンにオリーブオイル(大さじ1)とつぶしたニンニク(1片)を入れて弱火で加熱する。ニンニクが少し色づいてきたら取り出す。
- 3. フライパンを中火で熱し、油が熱くなったら表面の水分をキッチンペーパーで拭きとり、ラム肉を焼く。
- 4. 1面2分ずつ焼き、全部の面がこんがり焼けたらフライパンから取り出し、二重に重ねたアルミホイルに包んで30分間放置。
- 5. 皿に取り出し、お好みのソースをかけて完成。
ラム塊肉は今回、厚さ5cmのものを使用しました。それより厚い場合はフライパンで焼き上げるのが難しいため、オーブンを使用して中心までじっくり火を通しましょう。
ラム肉スライス

ラム肉スライスは、焼き方にはそれほどポイントはありません。常温に戻したら、あとは両面を強火で焼き上げるだけでOKです。ラム肉は冷えると脂が固まり、口の中でもなかなか油が溶けないため、ぼそぼそとした食感になってしまいます。できるだけ焼きたてをいただきましょう。
ラム肉は脂質とたんぱく質のバランスが非常に良いお肉です。また、ラム肉の脂に含まれる「不飽和脂肪酸」には悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やす働きがあります。健康にも良いお肉なので、美味しい焼き方をマスターして、ラム肉をたくさん食べてください!
このレシピで使った商品
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ラムチョップ 5本 ニュージーランド産 WAKANUIスプリングラム2,980円 (税込)世界第1位のラム輸出国、ニュージーランドのWAKANUIスプリングラムをカットして、解凍後調理しやすいようにラムチョップにしました。特有のくさみも少なく、ラム肉が初めての方でもきっとご満足いただけるはず!
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オーストラリア産 ラムTボーンステーキ 2枚1,190円 (税込)1頭のラムから極わずかしか取れないロイン(ロース)とヒレの部分が一度でお楽しみいただけます。極上の仔羊から取れた希少なラムTボーンステーキ。
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ニュージーランド産 ラム肩肉スライス 500g2,210円 (税込)ラムの肩肉を焼肉用にスライスしました。程好く脂が乗り、やわらかい部位です。即席ジンギスカンのようにタレに漬け込んでいないので、ラム本来の味がお楽しみいただけます。
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ミートガイのおすすめ商品
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(送料無料)ミートガイを初めてご利用される方限定!人気の6商品が詰まったおためしセット!おまけ付5,980円 (税込)こちらはミートガイを初めてご利用され、尚且つミートガイで初めてお買い物をされる方のみ限定のおためしセットとなります。恐れ入りますが、初めての方以外のご購入はご遠慮頂きますようお願い致します。
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ミートガイ 生ラムソーセージ (スパイシー) 7本1,920円 (税込)ピリ辛スパイシーなミートガイオリジナルの手作り生ラムソーセージ(自家製仔羊のソーセージ)。オーストラリア産100%ラム肉使用。
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ミートガイ 生ラムソーセージ (ハーブ) 7本1,920円 (税込)愛知万博のオーストラリアパビリオンでも使用された生ラムソーセージ(自家製仔羊のソーセージ)に、ハーブ(ミントとローズマリー)を加え爽やかに仕上げました。
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