安全なお肉を選ぶ3ステップ! ポイントは環境•飼料•調理法

安全なお肉を選ぶ3ステップ! ポイントは環境•飼料•調理法

自然に近い環境下で育てられた動物の肉は、比較的安全

自然の環境で育っていている牛

お肉を選ぶ際、何か気をつけていることはありますか? お肉の美味しさはもちろん大切なことですが、産地や安全性を気にしているという人も多いのではないでしょうか。安心して食べられるお肉を選ぶときのポイントをご紹介します。

  1. 家畜の健康

    安全なお肉を選ぶときに重要なことは、まず家畜自体が健康的であることです。健康的な家畜とは、病気を抱えていない家畜のことを指します。家畜農家に対しては、保管所による検査や衛生指導が行われています。
    次に、どのような環境で育てられたかという点も大切です。狭い小屋で育てられた家畜と、広々とした牧場で放牧された家畜では、ストレスのかかり方が変わります。また、運動量も異なってくるので、筋肉や脂肪の割合も変わるでしょう。これは人に当てはめて考えると、「運動をたくさんする人としない人では体質が異なる」ということ。運動量も重要な要素であることがお分かりいただけるかと思います。
    そして、体を作る元になるのはやはり食べ物です。人の健康が食べるものによって左右するのと同じように、家畜にも同様のことが言えます。お肉の安全性にとって、どんな飼料で育てられたのかという点は重要なポイントです。

安全な肉を買うために、店頭で買う際に見るべきポイント

店頭でお肉を買う女性

健康的で安全な家畜を育てるためには飼料はとても重要ですが、実際に全ての家畜を安全な飼料で育てようとすると、膨大な時間と費用がかかります。
さらに流通も少なくなり、どんどん価値が上がって、家庭で肉が食べられなくなってしまうかもしれません。そのような懸念もあるため、やはり全ての家畜を安全性の高いレベルで育てるのは難しいと考えられます。
普通のお肉でも、できるだけ安全なものを選ぶために、リスクが高い飼料を使って育てられた家畜の例を見ていきましょう。

  1. 肥育ホルモン剤不使用のお肉

    お肉に成長を促すホルモン(肥育ホルモン)を投与することで家畜の成長が早くなり、さらに体重増加も期待できます。
    日本では天然型のホルモンであっても使用が禁止されていますが、外国ではホルモン剤の使用が認められている場合もあります。人への影響については、乳がんのリスクを高めるといわれることもありますが、まだはっきりと断言できるレベルではありません。
    肥育ホルモンを使った肉は、残量の基準に基づいて、基準を超えるものは販売や輸入が禁止されています。国産のお肉を選べば肥育ホルモンが体内に入ることはありませんが、輸入肉には完全に肥育ホルモンを使用していないとは言い切れないということを覚えておきましょう。
  2. 遺伝子組み換え飼料の不使用

    遺伝子組み換え食品とは、食特定の遺伝子を作物に組み込んで、農薬耐性、害虫抵抗性など、育てやすいように改良された食品です。
    遺伝子組換え食品は、日本では禁止されていませんが、商業的な栽培はされていません。しかし、食料自給率の問題から、日本で加工された商品だとしても原材料を外国から輸入する場合あるので、知らず知らずのうちに口にしていることもあります。
    一部の遺伝子組換え食品にアレルギーを引き起こすことが分かり、開発が中止されたという事例があります。遺伝子組換え食品を飼料として摂取した家畜の肉を食べることで、私たちの体にも影響が出る可能性があることが心配されています。
  3. 飼料には抗生物質不使用・無薬飼育

    抗生物質は、家畜が病気になったときに治療として使われます。しかし、家畜に抗生物質を使用すると、食品を通して人の体にも入り、いざ治療をしたい時には抗生物質が十分に効かなくなる可能性もあります。
    そのため、抗生物質不使用で無役飼育されているお肉というのは、大きなポイントなのです。

調理や食事法で安全な肉に変える方法

肉の調理

ここまでは、お肉を購入するときのポイントをご紹介しましたが、美味しくて安全なお肉は高いというイメージがありますよね。そこで、スーパーなどで買ったお肉を手軽に安全なものに変える方法をご提案します。

  1. 脂身をきれいに落とす

    肉の脂には飽和脂肪酸が多く含まれており、この部分を多く摂取すると生活習慣病や肥満の原因になる可能性があります。また、老廃物は油に溶けやすい性質を持つ場合が多いので、脂身にも体に不要なものが多く含まれている可能性が高くなります。
    そのため、お肉を買うときは、脂身の部分が少ない物を選ぶか、調理をするときに取れる脂身があればしっかり除くようにしましょう。
  2. アク抜きを丁寧に行う

    肉のアクはタンパク質やそれらが変性してできたアミノ酸、脂質などが固まったものです。結石の原因となるシュウ酸や、ビタミンB1の分解作用があるチアミナーゼといった成分も含まれています。
    アクは、食べてはいけないわけではありませんが、アクをとることで「料理の雑味が消えて味にまとまりが出る」「スープの見た目が良くなる」といったメリットが得られるのです。そのため、料理のおいしさや安全さは「いかにアク抜きを丁寧に行うか」という点にかかっているといっても過言ではないでしょう。
  3. 食べるときはしっかりと噛む

    唾液に含まれているアミラーゼという酵素には、デンプンの消化を助ける役割があります。しっかりと噛むことで分泌量が増え、栄養素が消化されやすくなるのです。また、梅干しやレモンといった酸味の強い食品と一緒にとると、唾液の分泌が促されるため、より高い効果が期待できるでしょう。

安全なお肉を選ぶことは、私たちの健康を病気から守ることにも繋がります。安さや手軽さだけに捉われず、どこでどのように育てられたかを知り、より安全な食べ方ができるように知識を高めていきましょう。

ライター
片村優美
プロフィール:
管理栄養士

管理栄養士として総合病院にて10年弱の経験を積む。健康に関する講座、保健指導員などからウェブコンテツの執筆・監修など活動幅を広げている。子供から高齢者までの幅広い年代へ食の大切さを広めたいと邁進中。

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