カンガルー肉をまだ食べてないの? 健康的な体づくりの第一歩
最終更新日 2023-09-19 | 公開日 2019-01-21
カンガルーと言えば、オーストラリアをイメージされる方が多いのではないでしょうか。そのオーストラリアでは、カンガルーを食べることは珍しいことではありません。 日本ではあまり馴染みのないカンガルー肉ですが、実は牛肉や豚肉、鶏肉と比較できないほど多くの栄養素が含まれています。今回は、生活習慣病を予防することが期待されているカンガルー肉についてご紹介します。
潜在能力が高すぎるカンガルー肉!栄養が豊富で健康的な体を作る
現代の日本では、脂肪や糖分の多い食の欧米化や、日々のストレスなどから、血管疾患や心疾患、代謝異常などが原因で起こる疾患が増えています。生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられているため、これらは生活習慣病と言われています。
平成28年度の国で調査した死因の1位は、悪性新生物(がん)、2位は心疾患と生活習慣病が占めていることを考えると、日々の食生活が与える影響の大きさを感じますよね。
最近では食への関心が高まり、誰もがひと目でバランスの良い食事を選択できるような「食事バランスガイド」や、栄養効果のある食品につける特定保健用食品などをよく目にすることが多くなりました。
肉に対して、「太る」「ダイエットには不向き」というイメージをお持ちの方も少なくありませんが、カンガルー肉にはおすすめしたいポイントがたくさんあります。
おすすめポイントその① 共役リノール酸
共役リノール酸は、植物油に含まれる脂肪酸のひとつであるリノール酸が変化したもので、体内で作り出すことができない不飽和脂肪酸のひとつです。主に体内に脂肪をつきにくくし、蓄積された脂肪も燃えやすくする働きが期待できると言われており、牛肉の約6倍も多く含まれています。おすすめポイントその② 超低脂肪・低コレステロール
カンガルー肉に含まれる脂肪はとても低く、約1%しかありません。また、その脂肪の半分程度は体に良いと言われる不飽和脂肪酸で構成されているのです。さらにコレステロール量は100gあたり54㎎となります。同じ100gあたりの豚肉が84㎎となりますので、その差がお分かりいただけるでしょう。おすすめポイントその③ 高たんぱく
たんぱく質は筋肉や血液、骨の材料となる大切な栄養素です。カンガルー肉に含まれるたんぱく質は100gあたり23.6gとなります。たんぱく質が多いと言われる鶏むね肉21.3gよりも多いということになります。
適度な運動と高たんぱく、低脂肪のカンガルー肉を取り入れることで、筋肉のついた代謝の良い体づくりができるのです。
野生のカンガルーだからこその美味しさと栄養
そんな栄養豊富なカンガルー肉はオーストラリアの広大な大地を駆け巡る野生です。カンガルー肉は低脂肪、高たんぱくが特徴ですが、恵まれた自然の中で育ったからこそ生まれる栄養価だということがよく分かりますね。飼料に添加物が加えられることもありません。
とはいえ、野生種だと品質は大丈夫なのかと心配になるかもしれませんが、オーストラリアでは厳しい食肉の衛生管理基準が定められているため、安心して食べることができます。
品質が高く、安心安全なカンガルー肉。牛豚鶏肉に次ぐ第4の肉として、日本でも注目される日が近いのではないでしょうか?
カンガルー肉の部位ごとに紹介!美味しく食べられるレシピ
カンガルー肉は、赤身で味が濃厚・くせが少なく、肉質はやわらかいという特徴があります。それぞれの部位の紹介と併せて、おすすめの調理法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
サーロイン
サーロインは胸椎(きょうつい)の後方部分の肉で、脂肪がバランス良く含まれた部位ですが、カンガルー肉の場合は、もともとの脂肪が少ないので、サーロインもあっさりした味わいが楽しめます。サーロインのおすすめは、じっくり煮込んだ赤ワイン煮込みです。
- カンガルーの赤ワイン煮込み
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- カンガルー肉(サーロイン)⋯⋯250g
- 赤ワイン
- 塩⋯⋯小さじ1/3
- 黒こしょう⋯⋯少々
- にんにく(おろし)⋯⋯1片
- サラダ油⋯⋯少々
- にんじん⋯⋯1本
- セロリ⋯⋯1本
- 玉ねぎ⋯⋯1個 ※香味野菜は食べやすい大きさに切ります。
- お好みのハーブ⋯⋯適量
- 醤油⋯⋯小さじ2
- 水⋯⋯100ml
- コンソメ⋯⋯1個
- 砂糖⋯⋯小さじ2
【仕上げ】
- <作り方>
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- サーロインは赤ワインに漬け込み半日ほどおきます。その後、表面の水分をふき取り、塩・こしょう・すりおろしにんにくをまぶします。
- フライパンにサラダ油を熱し、サーロインを入れて両面がきつね色になるまで焼きます。 (表面をカリッと、中は赤身が少々残る程度に焼くのがポイントです。)
- 圧力鍋にサラダ油を熱し、香味野菜を炒めてしんなりしたら、サーロインと漬け込んだ赤ワインを加えて蓋をし、圧力をかけて7分間加圧します。
- その後、サーロインを取り出して、仕上げの調味料を加え、煮汁にとろみがつくまで煮詰めます。最後にサーロインを戻し入れ、弱火で10分ほど煮ます。
ランプ(ひき肉)
最近、ヘルシーブームで注目されているランプはお尻に近い部位で、やわらかい赤身と深い味わいが特徴の部位。あっさりとした味わいを生かして、ひき肉としてアレンジするのがおすすめです。
たとえば、香味野菜やスパイスと一緒に炒めた、タコミートをフレッシュな野菜をふんだんに使ったタコスにしてはいかがでしょうか?
- カンガルーのタコミート(※作りやすい分量)
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- カンガルー肉(ひき肉)⋯⋯500g
- セロリ⋯⋯20g
- にんにく(みじん)⋯⋯1片
- ホールトマト⋯⋯400g
- 赤ワイン⋯⋯100ml
- ウスターソース⋯⋯大さじ3
- チリパウダー⋯⋯大さじ2
- サラダ油⋯⋯大さじ1
- 塩・こしょう少々
- <作り方>
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- 鍋にサラダ油を熱し、にんにくを入れて弱火で炒めます。香りが立ったらセロリとひき肉を加え、色が変わるまでじっくり炒めます。
- 赤ワインを加えて強火にし、アルコール分を飛ばします。
- ホールトマトをつぶしながら加え、弱火で水分がなくなるまで煮詰めます。仕上げにトマトケチャップとウスターソース、チリパウダーを加えて味をととのえます。
もも
ももは筋肉を使う部位なので、ランプよりも赤身が多く、ほとんど脂肪を含まないのが特徴です。おすすめの調理法は、美しく深い赤身とやわらかい肉質を活かした「たたき」です。
もともとカンガルー肉は水分が多く、ドリップが出やすい特徴がありますが、日本酒に漬けることで余分な水分やドリップを抜くことができます。
- カンガルー肉のたたき
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- カンガルー肉(もも)⋯⋯250g
- 日本酒⋯⋯適量
- 塩⋯⋯小さじ1/2
- 黒こしょう⋯⋯少々
- お好みでにんにく・万能ねぎ・ごま油など
- <作り方>
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- もも肉は表面の水分をとり、3時間ほど日本酒に漬けます。その後、水分をふき、塩・こしょうをまぶします。
- グリルで10分ほど焼き、ホイルに包み粗熱をとります。
- 薄くスライスし、せん切りしたにんにく、小口切りにした万能ねぎ、ごま油などお好みの味付けでいただきます。
カンガルー肉は、現代病と言われる生活習慣病を予防する救世主となる可能性があります。
現在はまだ馴染みの薄い肉ですが、健康的であっさりした味わいの料理が楽しめますのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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