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冷凍肉の解凍方法!小さな工夫で美味しさが違う

最終更新日 2022-09-09 | 公開日 2017-06-23

冷凍肉の解凍方法!小さな工夫で美味しさが違う

料理が初心者の方や、解凍したお肉って…と思っている方々に冷凍肉の正しい解凍方法のコツをご紹介します。

      

お肉の調理は解凍から始まっています!解凍方法に気を付けるだけで、いつもの料理がもっともっと美味しくなりますよ♪

冷凍肉の解凍方法の注意点

冷凍肉の解凍方法の注意点

冷凍肉を解凍するとき、常温で解凍していませんか?常温で解凍すると、お肉の表面温度が上昇し、細菌の繁殖の原因となりますのでやめましょう。ではどうするのがいいのでしょうか?冷凍肉の解凍方法の注意点や、解凍した後のお肉の取り扱い方をご紹介します。

●ゆっくり低温で解凍する

「ゆっくり低温で解凍する」ことが、冷凍肉を美味しく味わうための第一歩です。低温で解凍することにより、お肉の旨みである肉汁もほとんど出さずに品質を保ったまま、解凍できます。

水が凍ると膨張し体積が大きくなりますが、お肉の細胞の一つひとつにも水が含まれていることをイメージしてみてください。このお肉の細胞の凍った水が、急激に解凍されてしまうと、お肉の細胞は固い氷によって傷つけられてしまい、細胞が壊れて「ドリップ」と呼ばれる液体がお肉から出てきてしまいます。このドリップには水分だけではなく、大切な旨味や栄養素も含まれており、ドリップが多く出てしまうとお肉のパサつきや、味が落ちる原因となります! しかし、低温解凍だと溶けた細胞が水分を再吸収してくれて、ドリップの流出が抑えられます。

時間がないから短時間で解凍しようとして水やお湯をかけてしまうと、肉汁が流れ出て、お肉の旨みや風味が損なわれてしまいます。お肉全体が同じ温度に近い状態で解凍するのが、お肉を美味しく解凍するコツです!

●どこまで解凍したらいい?

冷凍肉をどこまで解凍していいのか分からない方も多いでしょう。ステーキやローストビーフなど、解凍後に室温に戻してから焼き上げる塊肉の場合は、中心までしっかり溶けてから室温に戻して調理をします。もしも解凍ムラがあった場合、火の通りにもムラができてしまうので、解凍されるまでじっくり待ちましょう! そして、お肉を指で押して中心まで軟らかくなっていれば解凍完了の目安となります。もし、ブロック肉の一部をカットして使いたい場合は、半解凍の状態だと切りやすいですよ。お好みの厚さにカットした後、完全に解凍できるまで低温解凍を続けましょう。

●ドリップはしっかりふき取る

低温で解凍しても、少しはお肉からドリップが出ます。ドリップにはお肉特有の臭みがあり、焼き色が付きにくくなってしまうので、キッチンペーパーなどでふき取ってから調理するようにしましょう。このようなひと手間がお肉料理を美味しくしてくれるのです♪

●解凍したお肉はそのままフライパンへ入れないで!

解凍した直後のお肉はまだ冷たい状態です。この冷たい状態のままでフライパンやオーブンに入れて加熱しても、中心まで火が通らない場合があります。お肉の厚さにもよりますが、解凍後は調理する10分~30分前に室温に戻してから調理することをオススメします。

●解凍したお肉はどのくらい日持ちする?

解凍後のお肉はぜひ2~3日で使い切るようにしましょう。使い切れなかったお肉は再冷凍したくなりますが、だいぶ美味しさが落ちてしまうのでオススメできません。ひき肉であれば、再冷凍してもギリギリ美味さは保たれているかもしれませんが、ドリップの量が多くなり、お肉本来の美味しさは損なわれてしまうでしょう。

冷凍肉の最もおすすめな解凍方法

      

ミートガイがオススメする解凍方法をご紹介します。ご自身の手間や時間を考慮してお好みの方法を選んでくださいね。

●氷水解凍

●氷水解凍

手間と時間がかかりますが、最もオススメな解凍方法! まず、お肉のパッケージを開封せずに穴の開いていないビニール袋に入れます。次に、肉がしっかり浸る大きさのボウルにお肉が入ったビニール袋を入れ、袋の口から水が入らないようにボウルやタライのふちに洗濯ばさみなどで留めておきましょう。万が一、輸送中や冷凍庫での保管中にお肉のパッケージが破損していた場合、パッケージの小さな傷から水が浸透してお肉が水っぽくなってしまいますので、ぜひこの工程は入念にご準備ください!

そして容器いっぱいに氷を入れたらお肉が浸る程度の水を入れ放置すればOKですが、もし氷が解けてきた場合は水を捨てて、氷を足すことをオススメします! この方法ですと冷蔵庫が小さくても低温解凍ができますし、大きなブロック肉や七面鳥の丸ごと1羽もお家で解凍できるでしょう。

また、解凍時間の目安はお肉の大きさや形状によって異なりますが、ステーキ肉ならば1時間半~3時間となります。(あくまで目安ですので、商品の種類、パッケージ状況によってはかなりの差が出ます。)さらに美味しく解凍するためには、お肉の表面温度を低く保ちます!マイナス2℃程度ですと、解凍後のお肉の状態もよくなります。

●冷蔵庫内での自然解凍

多少時間がかかりますが、こちらも旨みと品質を保ちながら解凍できる方法です。溶け出てくるドリップが他の食品に付かないよう、2重にビニール袋に入れるか、または容器に入れて解凍してください。時間の目安は1kgあたり約4時間ですが、状況によっては差が出てきます。冷凍お肉の外側と中心部の温度差が少ない状態で解凍されてゆくのでお肉の旨み成分である肉汁の流出を最小限に抑えることができます。

また、冷蔵庫の場合はチルドルームで解凍すれば、品質良く解凍されるのでオススメです! 冷凍肉をボウルやバットの上に置き、チルドルームに入れるだけ。1㎝ほどの厚みのお肉なら丸1日で解凍できます。

ちなみに冷蔵室の温度はメーカーにもよりますが、2度〜6度程で、野菜室の温度は5〜8度程。温度が高いほどドリップの量も多くなるので、冷蔵庫の中で低い温度の場所を見つけておくことをオススメします。たとえば、冷凍庫が上についているタイプは上段ほど温度が低く、下についているタイプは下段の温度が低いのが一般的です。より低温の段を選んで解凍すると良いでしょう。

時短・簡単な冷凍肉解凍方法

ここまでご紹介してきました低温解凍方法は、簡単ですが時間がかかります。しかし、急な来客やお肉の解凍を忘れていた時はどうすれば良いのでしょうか?どうしても時短&簡単に解凍したい場合は、次の方法をお試しください。ただし、いずれの方法もオススメの解凍方法よりもドリップは多く出てしまうことはご了承くださいね。

●流水解凍

氷温解凍と同じようにお肉をビニール袋に入れてからボウルにビニール袋に入れたお肉を置き、水を流し続けながら解凍します。この時、袋の口から水が入らないように注意しましょう。流水解凍は、水の熱伝導を利用することによって早くお肉が解凍できるので、厚さ1㎝ほどのお肉であれば約30分で解凍できます。ただし、急速に解凍するのでドリップの量が多く、水も大量に使う必要があります。

●電子レンジで解凍

すぐにお肉を解凍しなければいけない場合は、電子レンジでも解凍は可能です。もし、ワットが調節できる場合は、なるべく低いワット数(100~200ワット)で片面ごとに4~5分程が適切です。この時に片面だけ加熱し続けると解凍ムラができてしまいますので、注意しましょう。

お肉別の解凍方法

ミートガイオリジナルの生ソーセージの解凍法!

ミートガイオリジナルの生ソーセージの解凍法!

ソーセージをパッケージのまま2重にビニール袋に入れ、4時間冷蔵庫で自然解凍。急ぎの場合はソーセージをパッケージのまま2重にビニール袋に入れ、水を張ったボウルに入れます。10分程で解凍されます。

大きなお肉の塊(子豚さんなど)の解凍方法

大きなお肉の塊

冷凍肉と同じで、低温でゆっくりと解凍させます。室温での解凍は絶対にダメです!
お肉の表面温度が上がらないように、2重にビニール袋に入れ、氷水で解凍、業務用の冷蔵庫をお持ちの方は、冷蔵庫内で自然解凍を行ってください。 どちらも難しい場合、発泡スチロールに保冷剤をたくさん入れ、低温状態を保ちながらゆっくり解凍してください。(保冷剤は何度か交換してください。)
いずれの方法も、解凍に2~3日かかります。

ターキーの解凍方法

ターキーの解凍方法

こちらも、子豚さんと同じ解凍方法を行ってください。
ターキーの大きさにより、解凍時間の目安が変わってきますので、ご確認ください。
(あくまでも目安です。状況によっては解凍時間に差が出てきます。)

  • ● 2~3kg…2日~
  • ● 3~5kg…2.5~3日
  • ● 5~7kg…3.5日~
  • ● 7kg~ …4~5日

牛肉の解凍時間

冷蔵庫に入れるだけで牛肉ブロックはおいしく解凍できますが、厚さや塊の大きさによっては解凍時間も長くなります。以下は、冷蔵庫で解凍した場合の牛肉の大きさに対する解凍時間の目安となります。

  • ● ミンチ肉…約4時間
  • ● スライス肉…約4時間
  • ● 厚さ1㎝のステーキ用…約8時間
  • ● 厚さ4㎝のロースト用…約14時間
  • ● 厚さ10㎝のブロック肉…約36時間

チルドルームでの解凍時間

チルドルームでの解凍時間

チルドルームを使用する場合は、より緩慢に解凍されるので、普通の冷蔵庫の2倍ほどかかります。そのため、塊肉をチルドルームで解凍するならば、2~3日かかります。

  • ● 厚切りステーキ(2cm)…約2日
  • ● 塊肉・子豚の丸焼き用など(2kg~3kg)…約2~3日
  • ● ターキー(2~3kg…約2日、3~5kg…約2.5~3日、5~7kg…約4日)
  • ● ソーセージ…約8時間

ターキーや子豚の丸焼きはチルドルームにはもちろん、冷蔵庫にも入らない場合があります。その場合は、シンクに氷水を入れて解凍したり、大きな発泡スチロールやタライを用意したりして、氷水解凍を行うことをオススメします!

お肉の厚さや大きさによって所要時間も変わるため、美味しくお肉を食べたい場合は解凍時間も逆算して解凍を行うことをオススメします!

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